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外国から見たハングル(ヤフーコリアベストテキストより)
しばしば社会指導層のように振る舞って喉元に力を入れて世渡りする人々のなかに、漢字混用が必要だと叫んでいる人がいます。脳ミソの構造が◎◎(翻訳不能)に触れている愚かな者たちだというのが正しいのです。 出所は「韓流熱風愛」です。 -------- なぜ? White Houseは‘白い家’ではなく、‘白亜館’でなくてはならず、女(俗語)、女性 (上品な言葉)/男(俗語)男性(上品な言葉)/おばちゃん(俗語)夫人(上品な言葉)/歯(俗語)歯牙(上品な言葉)でなくてはならないのか? 俗に言い繕うことを語彙を豊かにしたというが、どうして民族語だけ浅薄で低い言葉として使われるのか? これは言語学の概念ではなく、社会/権力の観念で鑑みなくてはならない。 初めから漢字は、(国)外から(国)中へ流れて入ってきた権力の媒介体であったなか、元々の民族語は中から外へと追われて行くしかなかった。 [外国から見たハングル-パク・ヤンチュン] ひとつあらかじめ念押ししておくことは、この文で著者が言及している‘ハングル’というのは、我々の‘言葉’ではなく、我々の‘文字’、すなわち訓民正音として発布された我々の‘文字’をいう。 我々のハングルは、国内よりも外国でより高く評価されている。 外国の言語学者たちのハングルにたいする礼讃は、ほとんど無条件的だ。 比較する相手がない我々の漢字とは違い、彼らはハングルを自分たちの文字と比較しているためなのだ。 比較する相手がないときは事物の優劣を判断するのが難しい。 ハングルを他の文字と比較するとき、ハングルの絶対的な優秀性がとんでもないほどハッキリするからだ。 そういうことで外国の言語学者たちは例外なくハングルを激賞する。 彼らの言葉から我々はハングルが今や我々のものだけではなく、人類全体の偉大な文化遺産として認識されているということを感じるようになる。 ただ一つの例外は日本の漢字だ。 彼らはハングルに対して人並みならぬ深い理解があるというのはその通りだ。 彼らの言葉と我々の言葉には多くの共通点があり、彼らは36年間、この国においてまるで自分たちが主人であるかのようにハングルに関する研究をすることができたからだ。 しかし彼らの研究は、自分たちの‘かな’文字が訓民正音の創製に及んだ影響を検討する程度の国粋主義的な研究にとどまっている。 イ・スンニョン先生の《世宗大王の学問と思想》(188ページ)にこんな文を見ることができる。 “世宗は行政面で臣下たちからの反抗をあまりにも強く受け、その他度重なる病に苦しんだので、政治上の強力な指揮は難しかった…結局、世宗時代の行政面の特徴は集賢殿がその一つであるが、学風の造成はなく後代に「こうであった」とする影響も残すことができなかった。 聖君として国運の上昇カーブ線をより高くしたことは事実だが、画期的な伝統を整えることはできなかった。しかしこんにち、訓民正音制定をあまりにも過剰に拡大することで国民に世宗時代を誤解させているが、この時代を過大評価してはダメだ。” 肯定的な面より否定的な面をもっと拡大、浮き彫りにしている。 私はどうしてこんな否定的な言葉が韓国人から出てくるのか理解に苦しむ。 コロンビア大学のレドゥヤード教授は、次のような些少な点まで感嘆し指摘している。 “世宗は、どんな請願や上訴も粗忽に扱うことはなかった。常に徹底した質問と明白な意見表明で処理し、彼の判断はほとんどすべての場合に正鵠を射ていた”。 メリーランド大学のロバート・ラムジー教授は、The Korean Alphabetでこのように述べている。 “善良で情け深い王であった世宗はまた、さまざまな制度の理論的創設者だった。彼は理性と秩序の人であって、彼の終局的創造物であるハングルは彼の人品をよく顕している。ハングルの純化された優雅さと数学的一貫性から、我々は世宗その人を見ることになる。ハングルが偉大なように世宗も偉大であった。単純であり虚飾がなく、効率的なハングルは彼が残した最高の遺産だ”。 あまりにも対照的だ。 世宗が頻繁に病に苦しんでいたという理由は、献身的な国政遂行と学問研究、特にハングルの完成と持続性保障に非常に気を揉んでいたことから来る過労の結果なのだった。 彼は完全主義者だった。 彼は庶民が無念に処罰を受けることのないよう法を修正し、拷問をなくそうと神経を使い、 賤民出身の青年を大科学者に育て上げ、年長の者が読みやすいように活字を大きく作った慈悲深い人本主義者だった。 世宗時代の言語、天文、地理、気象、音楽、礼典、農業、医薬、科学、出版など、全ての分野の画期的発展は、ひとえに彼の未来主義者としての洞察力と領導力があったことで可能だったのだ。 彼をもっとも苦しめたのは、ハングル創製にたいする臣下たちの執拗な反抗だった。 時代錯誤的で頑固な臣下たちを抑えつけ、ハングル創製を推し進めた世宗大王の度量と政治力は大したものである。 アメリカ・メリーランド大学のラムジー教授は、こんなことを述べている: “ハングルがそれほど重要な理由は何か? それは西洋世界のすべてのアルファベットが発明されたというよりは数百年にわたり数多くの民族の手を経由しながらも改良されてきたということであるのに対し、ハングルは実際に発明されたものだという事実である”。 ハングル以外のすべての文字は、数千年の間徐々に変形、改良、補充の道を歩いてきた。輝かしい文化を所有する強大国も、固有の文字を創造したというよりはお隣さんの文字を借用してきたのであって、世宗はこれとは異なりそれまで使用してきた漢字よりは2段階にも飛躍した音素文字を創造し、またすぐに実用へ移した。よってこれは、韓国でのみ起こったことなのだ。 フランスの言語学者ファーブルは、この事件を人類史上唯一のものだと指摘し、またハングル創製を世宗大王だけではなく韓国という国の国家的創造力の産物と見ていて、このようなことをやってのけた韓国人の意識構造を分析する必要があるとまで言った。発明者が明らかな文字体系は、ただハングルだけなのだ。 サセックス大学の言語学教授・ジェフリー・サムスン教授は、彼の著書《Writing System》(1985)で、他にある章を用意してハングルを論じているが、そこで “ハングルが韓国人のために肯定的に考えられることができる最高の文字かもしれなくても、人類の知的業績のなかでも重要な業績の一つとして評価されるべきものであることは、疑うべくもない”と述べた。 彼はハングルを‘資質文字’と規定した最初の言語学者だ。 ハングルは世界唯一の真正な音素文字だ。 不思議なことであるが、一つの符号が一つの音だけを代表する1文字1音文字体系は、この世でハングルだけだ。 サムスン教授が‘資質文字’と述べる理由は、ハングルがあまりにも精密に音を分析して表記しているため、音素を飛び越えて音の資質を表記しているという意味だ。 しかし著者はハングルは世界唯一の音素文字で、ブリテン語アルファベットは1文字多音の‘音素文字’と規定しているのが理にかなっていると考える。 ブリテン語では a を ‘ア- garage、エ at、エイ april、オ- wall、イ-image、エ-many、 account’ などで読んでいるが、ハングルの‘ㅏ’は‘ア’としかならない。 ブリテン語で ‘ㅋ(k')’ の音を表記する方法は ‘c、cc、ch、qu、k、ck、x(ks)’ などがあるが、ハングルにはただ ‘ㅋ’ 一つである。 1996年6月初めのある日、著者はソ・ジョンス教授とともにアメリカ言語学界の大物であるミシガン大学のマッコリー教授と、ほぼ5時間にわたって対話を交すという幸運を授かった。 マッコリー教授はハングルの日になると、講義すら止めにして、学生たちと教授たちを自分の家に呼んでハングルの日を祝うパーティーを開くというお方だ。 彼のハングルの日パーティーはすでに20年以上も続いていて、参席者も今や50名を超え、狭いアパートが崩れていくはめになりそうだ、と言った。 彼は言った。 “ハングルは現存する文字体系のなかでもっとも独創的に創造されたものであり、それは世界の文字体系のなかで特別な地位を占めている。 それは文章を単語で、音節で、そして音素で分解するのと同時に、基本的には音節文字の形態を維持している唯一の文字体系だ。これら1440年代に成し遂げられた業績は、まさに驚くべきことである。すなわち、そのときから500年が経ちこんにちの言語学的水準から見ても、彼らが当時遂行した仕事は卓越したものだった。 我々言語学界が、このような驚くべき成果を成し遂げた日を自分たちの休日として祝いパーティーを開くことは、ごくごく当然なことであると考える。これが、私が過去20年の間、私の言語学界の友人、学生、同僚たち、そしていろんな分野の友人たちを招いて韓国料理を食べ自分たちの祝日を祝うという考えなのだ。” 同じ日のある日、アジアソサエティーの会で、著者はコロンビア大学のレドゥヤード教授と会うことになった。 彼の470ページにもなる《1446年の韓国の言語改革》という論文は、彼のハングルにたいする幅広い理解と深い愛情を盛り込んでいる。 その日、私が書いた《ハングルを世界の文字にしよう》を手渡しながら、 “この本で漢字、かな文字、ブリテン語アルファベットとハングルを比較した”と言うと彼はすぐに、“象形、音節、音素文字の代表者との完璧な文字比較だな。”と言って破顔大笑した。 同時に彼は“韓国人のハングルにたいする誇りは、ややもすれば感情的な水準まで飛躍する”と言いながら、ちくっと一針刺すことも忘れなかった。 そう言いながらも彼はすぐに、“世宗は韓国人の誇りであるだけでなく全世界の誇りだ。しかし、韓国人たちは未だにハングルの真価と世宗の本当の意図を理解できないでいる”と述べ、著者よりもさらに大きいハングルへの愛を表明した。 彼はしばしば流暢な韓国語を使った。 彼は自身の論文でこう述べた。 “発声器官と文字の形態を連関させる概念やそれを展開させていく過程をよく見てみると、我々はただ感嘆するほかない。 同じ音声系列のなかでの組織的な形態変化だけとしても充分すぎるものだが、これらの形態が同時に発声器官と音の相互関係を描写している合理性まで持ち合わせているとは、実にこれは歴史上類例がない文字学的好事である。朝鮮の音韻学者たちは才能も豊かであったが、同時に、創造的想像力においても不足がなかった。” マッコリー教授とレドゥヤード教授のハングル構成に関する賛辞はごく当然のことだ。 ハングルの子音はその音を作る発声器官の形に従って作ったのだ。 文字の符号がその音を作り出す発声器官を描いているということはあまりに合理的な発想であるが、そのような文字はハングルしかない。 (つづく)
by yeppun_i2
| 2005-05-28 14:45
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